ネット回線

SlackはポケットWiFiでもできる?必要な通信速度・通信量の目安から検証

この記事では、ポケットWiFiでSlackは使えるのかについて、詳しく解説していきます。

1. Slackとは

Slackは、多くの企業やチームが活用しているコミュニケーションツールです。リアルタイムでのチャットだけでなく、ファイルの共有やビデオ通話など多機能を持つことから、オフィスにいなくてもスムーズなコミュニケーションが可能となります。また、SlackはPCだけでなくスマートフォンでも利用でき、場所を選ばずコミュニケーションが取れるのも特長です。

2. Slackにはネット回線が必要?

Slackはインターネット経由で情報をやり取りするツールなので、ネット回線は必須となります。安定した通信環境がないと、リアルタイムのチャットやビデオ通話が途切れることがあり、コミュニケーションの妨げになることがあります。そのため、Slackを使う際は、通信速度や通信量に注意が必要となります。

3. Slack用のネット回線はポケットWiFiでも大丈夫?

ポケットWiFiがSlackにおける通信環境として適しているかどうかは、主に通信速度と通信量に依存します。これらについて、具体的な数値と共に考察していきましょう。

3-1. Slackに必要な通信速度の目安

Slackがスムーズに動作するためには、一定の通信速度が必要です。テキストチャットをスムーズに行うためには、最低でも1Mbpsのダウンロード速度が推奨されています。一方、ビデオ通話を行う場合、600kbpsのアップロード速度が必要となります。これは、ビデオ通話は画像データを送信するため、アップロード速度が大切となるからです。

3-2. Slackに必要な通信量の目安

Slackの通信量は、利用する機能やその頻度によって変動します。例えば、テキストチャットのみであればそれほど通信量は必要ありません。しかし、大きなファイルを共有する、ビデオ通話を頻繁に行うといった場合には、一気に通信量が増える可能性があります。

具体的には、テキストのメッセージ交換は1メッセージあたり数キロバイト程度、ビデオ通話は1時間あたり約0.6GB(600MB)程度、ファイル共有は共有するファイルのサイズに直結します。例えば、10MBのファイルを共有すれば、それがそのまま通信量となります。

3-3. ポケットWiFiの通信速度や通信容量でも足りる?

一般的なポケットWiFiの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsといったところが多く、Slackの動作に必要な速度は十分に確保できます。また、ポケットWiFiのプランによりますが、3GB/日や7GB/日といった日次通信量の上限が設けられていることが多いです。

Slackの通信量目安を考慮すると、テキスト通信やファイル共有が主の利用であれば十分に使えるでしょう。ただし、ビデオ通話を頻繁に行う場合や大きなファイルを頻繁に共有する場合は、通信量に注意が必要です。

また、ポケットWiFiの通信速度は、通信状況や利用地域により変動する点も考慮が必要です。混雑しているエリアや電波が届きにくい場所では、スムーズに通信できない場合があります。

以上のことを踏まえ、Slackの使用状況に応じて、ポケットWiFiを上手く活用することが求められます。

4. Slackに関するQ&A

Q1: ポケットWiFiの通信制限に引っかかった場合、Slackは使える?

通信制限がかかった後でも最低限の通信速度(数百kbps程度)は確保されるため、テキストチャットは使える可能性が高いです。しかし、ビデオ通話や大量のファイル共有は難しくなります。一般的にポケットWiFiは、通信量が一定量を超えると速度制限がかかるのが普通です。その制限速度はプロバイダによりますが、数百kbps程度となることが多いです。これはSlackのテキストチャットを利用するのには十分な速度ですが、ビデオ通話や大きなファイルの送受信には不向きといえます。

Q2: ビデオ通話を多用する場合、ポケットWiFiでは不足する?

ビデオ通話は通信量を多く消費します。1時間のビデオ通話で約0.6GB(600MB)のデータを消費するため、日に何時間もビデオ通話を行うとすぐに通信制限に達する可能性があります。特に一日の通信量に制限があるポケットWiFiを使用している場合は注意が必要です。その場合、無制限のネット回線を検討するか、ビデオ通話の使用を控えるなどの対策が必要です。

Q3: Slackのアプリとブラウザ版では通信量に違いはある?

Slackのアプリ版とブラウザ版では、機能的な差はあまりありませんが、通信量には若干の違いが出る可能性があります。一般的に、アプリ版は起動している間、バックグラウンドで定期的に新しい情報の取得を行うため、ブラウザ版よりもわずかに通信量が多くなることがあります。

Q4: ポケットWiFiでビデオ通話をする際にはどのくらいの通信速度が必要?

Slackのビデオ通話には最低でも600kbpsのアップロード速度が推奨されています。これは、画像データを送信するための最低限の速度です。通常のポケットWiFiならば十分にこの速度を確保できますが、通信制限がかかったり、通信環境が悪い場所ではスムーズなビデオ通話ができないこともあります。

5. まとめ

Slackは基本的にポケットWiFiでも問題なく利用できます。ただし、使用する機能や通信状況によってはポケットWiFiの通信制限に引っかかる可能性もあります。そのため、使用状況を見ながら通信環境を最適化することが大切です。テレワークやリモートワークでのコミュニケーションをスムーズに進めるためにも、SlackとポケットWiFiの使い方を理解し、快適な通信環境を確保しましょう。

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